「ブログで稼げる」って話、よく見かける。
でも実際どうやって? 本当にお金になるの?
そんな疑問から調べ始めて、私は“アフィリエイト”という仕組みにたどりついた。
仕組みを理解して、「これなら私にもできるかもしれない」と思った。
だけど、実際に収入が入るまでの時間は、想像していたよりずっと長かった。
「スマホで10分作業すればOK」なんて言葉を見たこともあったけれど、
私にとっては、そんな甘い話じゃなかった。
私は、報酬が発生するまでの“何も起きない時間”を、身をもって味わった。
ここでは、私がどれだけの時間をかけて、どんな失敗をして、どうやって報酬を得たかを書いておく。
ただの成功談じゃなくて、途中で何度もつまずいた体験も含めて。
目次
最初の報酬はセルフバックで「数日後」
はじめて発生したアフィリエイト報酬は、セルフバックだった。
A8.netに登録して、クレジットカードを1枚申し込んだだけで、9,000円の成果が数日で確定した。
自分で申し込むだけの仕組みとはいえ、
報酬という形で数字が動いたとき、
「本当にお金になるんだ」と、胸がふるえた。
でもそれは、最初の“ご祝儀”のようなものだった。
本番はここからだった。
他人に申し込んでもらうまでが、果てしなかった
「誰かが自分のブログを読んで、申し込んでくれる」
それが本当のアフィリエイト。
でも、ここまでの道のりが、思っていた以上に遠かった。
ブログを立ち上げて、記事を書き始めた。
最初の1ヶ月は、「とにかく手を動かそう」と思って、1日1記事ペースで更新していた。
でもアクセスはゼロ。
検索からも誰も来ない。
その現実を見て、何度も「もうダメかも」と思った。
毎日、何時間も机に向かって、文字を書いて、画像を貼って、リンクをつけて。
でも、その記事を読んでくれる人は、いなかった。
時間を使っても、誰にも届かない日々。
これが、いちばんつらかった。
最初の報酬は「3週間後」だった
転機が訪れたのは、ある記事を公開してから3週間ほど経ったころ。
ASPの管理画面に、「成果発生」の文字が表示された。
報酬は、数百円だった。
金額ではない。
「誰かが、私の言葉を読んで、動いてくれた」
そのことが、ただただうれしかった。
でも、たったひとつ成果が出たからといって、すぐに流れが変わるわけじゃない。
その後もまた、アクセスがない日が続いた。
「3ヶ月で安定」は、ほんとうに少しずつの話
ブログを始めて3ヶ月目に入るころ、ようやく、月に何件かの成果が出るようになってきた。
金額にすれば、数千円から1万円前後。
生活が変わるような金額ではなかったけれど、「ゼロではない」状態が続くようになった。
それでも、そこにたどり着くまでの3ヶ月は、短いようで、ものすごく長かった。
毎日何かしら作業して、やっとひとつの成果が出る。
それをまた繰り返していく。
たった3ヶ月かもしれない。
でも、「何も起きない日」が100日以上続いたら、それは立派な試練だと思う。
今は6ヶ月目。まだ“途中”にいる
今、私はブログを始めてから6ヶ月目に入った。
安定したとまでは言えない。
でも、「この仕組みは確かに動く」という感覚はある。
たとえば記事を公開した翌日に、少しずつアクセスがつく。
それを読んだ誰かが、リンクをクリックして、申し込んでくれる。
その積み重ねが、月に数件の成果につながっている。
焦る気持ちは、今でもある。
でも、「まだ途中にいる」ということを忘れないようにしている。
※ 誰よりも遅くても、進んでさえいれば
読んでくれている人の中には、「私には向いてないかも」「文章がうまくないから無理かも」と思う人もいるかもしれない。
でも私は、“速さより、止まらないこと”を信じている。
最初は誰にも読まれない。
思ったように成果は出ない。
でも、それが普通だった。
3週間、3ヶ月、6ヶ月――
この時間は、ただ待っていたんじゃない。
コツコツ動きながら、考えて、修正して、育ててきた時間だった。
止まらなければ、かならず何かが変わる。
私は、それを身をもって知った。