アフィリエイトの始め方は、検索すればたくさん出てくる。
でも、始める前に「知っておいた方がよかったな」と思うことは、意外と書かれていなかった。
だから私は、最初のころに知っておけば気がラクになったと思うことを、3つだけ書いておく。
どれも特別な話じゃないけれど、心構えとして知っているだけで、たぶん最初の一歩が軽くなる。
1. セルフバックと、本当のアフィリエイトはちがう
最初にセルフバックを使ったとき、すぐにお金が入った。
「ほんとに報酬ってもらえるんだ」と実感できて、それが大きな自信になった。
でも、これはアフィリエイトの中でも“入り口”のような部分だった。
本当のアフィリエイトは、自分のブログやSNSで紹介したものを、他の誰かが申し込んでくれることで報酬が発生する。
自分の行動ではなく、相手の行動に報酬がつく仕組み。
だから、成果が出るまでには時間がかかる。
書いた記事が検索されるようになって、読まれるようになって、信頼されて、そこから申し込んでもらえるようになるまで。
そこには、静かに育てていく時間が必要だった。
2. 稼げる額は、行動量と仕組みで決まる
「月100万円稼いでます」と聞くと、すごい人だけができる特別なことのように感じる。
でも、数字として分解してみると、仕組みは意外とシンプルだ。
たとえば、1件の報酬が5,000円の案件で考える。
100万円稼ぐには、5,000円 × 200件で、200人に申し込んでもらう必要がある。
もし成約率が10%(10人に1人が申し込む)だとしたら、クリック数は2,000回。
クリック率が1%(100人に1人がクリック)なら、広告の表示回数=インプレッションは20万。
つまり、月100万円を稼ぐには、20万人に見られる記事を書いて、2,000回クリックされて、200件成約する必要がある。
逆に、「月3万円でいい」という場合なら、話はもっと現実的になる。
同じ5,000円の案件なら、6件成約で3万円。
クリックは60回、インプレッションは6,000回。
6,000人に見られる記事を1本書くことができれば、それだけで月3万円が見えてくる。
だから、「大きく稼がなかったら意味がない」とか、「少額なら劣っている」とか、そういう価値観はいらない。
自分がほしい金額、自分にとっての“ちょうどいい生活”にあわせて、目標を決めていいと思う。
3. 自分の体験こそが、いちばん役に立つ
「何を書けばいいかわからない」と思う人は多い。
私もそうだった。書くのが得意なわけじゃないし、特別な知識があるわけでもない。
でもやってみてわかったのは、自分がやってみたこと、それでどう思ったかが、そのまま誰かの役に立つということだった。
たとえば、「このクレジットカードは、申し込んだら9,000円もらえた」とか、
「このサーバーの初期設定、ここでつまずいたけどこうやったら進めた」とか。
ほんの小さな体験でも、それを知らない人にとってはとても貴重な情報になる。
だから私は、「ちょっとでも戸惑ったこと」「迷ったこと」「どうしようか悩んだ気持ち」を、あとから忘れないようにメモしておくようにした。
申し込みの前に不安だったこと、サイトを開いた瞬間の印象、入力画面で一瞬止まったこと。
そういう細かい感情の動きが、あとで振り返ったときに、“読んでもらえる記事”になる種になる。
うまく書こうとしなくていい。正しく伝えようとしなくてもいい。
“そのときの自分の気持ちを覚えておくこと”が、自分だけの価値になる。
完璧に始めようとすると、不安になる。
でも、「とりあえずやってみよう」と思えたら、最初の一歩は思ったよりも軽い。
私は、やってみたことでしか得られなかった気づきが、今たくさん手元にある。
この記事もそのひとつ。
今の自分が感じたことを、今日のうちに言葉にしておく。