アフィリエイトに興味を持ち始めたころ、「向いている人と向いていない人がいる」みたいな言葉をよく見かけた。
最初はちょっと構えて読んだけれど、内容を見て、「あ、大丈夫。私も当てはまってる」と思えた。
それだけで、ほんの少しだけ、安心した気がした。
でも実際にやってみて思ったのは、向き不向きって、最初から決まっているものじゃないということだった。
やってみたから見えてきたものが、たくさんあった。
向いている人って、どんな人?
ひとことで言えば、コツコツ型の人だと思う。
すぐに成果が出なくても、地道に続けられる人。小さな積み重ねをあきらめない人。
アフィリエイトって、派手に見えるけれど、実際の作業はとても地味だ。
パソコンに向かって、黙々と文字を打ち続けたり、調べ物をしてまとめたり。
時間をかけたわりに、何の反応もない日もある。
でもそれでも、「まぁ、今日はこれだけできたからいっか」と思える人は、強い。
それから、「ちょっと調べてみよう」と思える人も向いている。
わからないことがあったときに、すぐ誰かに答えをもらおうとするんじゃなくて、まずは自分で検索してみる。
解決できたら、それがそのまま自分の力になる。
あと、うまく言えないけれど、「誰かに伝えたい」と思う気持ちを持っている人。
文章が上手じゃなくても、自分の中に「これ、ちょっと話したいな」と思う経験がある人。
そういう人は、きっとそのままブログに書けるし、伝わる。
向いていない人って、どんな人?
あえて書くなら、「答えが決まっていないと動けない人」は、少し苦しくなるかもしれない。
アフィリエイトは、そういう明確なゴールを最初から与えてくれない。
たとえば、「1日1記事書けば、1か月でいくら稼げますか?」と聞かれたら、誰にもはっきりとは答えられない。
努力は必要だけど、努力したからといって、すぐに結果が出るとは限らない。
自分の力で試して、少しずつコツをつかんでいく。そういう時間が必要だった。
それから、「言われた通りにやるのが一番安心」という人もちょっと大変かもしれない。
この世界には、正解がいくつもある。
だから、「あなたならどうする?」という場面がたくさん出てくる。
マニュアル通りにはいかないから、自分なりに考えて、失敗しながら、何度もやり直していく。
そういう過程そのものを「おもしろい」と思えたら、たぶんもう、向いている人の仲間入りだ。
じゃあ、私はどうだったかというと
私は、どちらかといえば「向いていない側の人間」だと思っていた。
人に教わったことをまじめにやるのは得意だけど、自分で調べて、自分で決めて、っていうのはあまり得意じゃなかった。
でも、セルフバックでクレジットカードを申し込んで、本当にお金が入ったとき、
「こういうやり方もあるんだ」って、はじめて実感した。
それが、すこしだけ自信になった。
「やってみるまでは、ずっと不安。でも、やってみたらちょっとわかる」
そんなことのくり返しだった。
向き不向きは、始めてみてから、少しずつ見えてくるもの。
だから、今の時点で「私は向いてないかも」と思っていたとしても、
それはただ「まだ知らないだけ」なのかもしれないと思っている。