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セールスライティングと心理誘導の基本構造

セールスライティングと心理誘導の基本構造

2025年4月21日

アフィリエイトの記事を書くとき、「売りたい」と思った瞬間に、うまく書けなくなる。
これは何度も体験した。
伝えたい気持ちがあるのに、どう言えばいいかわからなくなって、
言葉が押しつけがましくなったり、逆に弱々しくなったりする。

でもあるとき、「売らなくても、読者の中に“動きたくなる流れ”を作ればいい」と気づいた。
それがセールスライティングであり、心理誘導だった。

ここでは、くもが少しずつ学びながら取り入れてきた“自然と申し込みにつながる言葉の流れ”について書いてみる。

「人はどういう順番で納得するか」を知る

何かを買うとき、人は「これ、いいかも」と思ってから、「本当にいいのかな」と迷い、
「私に必要かもしれない」と思って、ようやく申し込む。

この“気持ちの順番”を無視して、いきなり「おすすめです!」と書いても、誰の心にも届かない。
だから私は、いつも読者がどんな段階にいるかを想像するところから始める

たとえば、「副業を始めたいけど、何がいいのかわからない」という人なら、
いきなり商品紹介ではなく、「最初に何が不安だったか」を書く。

「私も最初、“パソコン苦手だけどできるの?”って思ってました」
こんなふうに過去の自分を置いてみると、読者は「わかる」と思ってくれる。

そこから「私はこうやって選んだよ」「こういう理由でこれを使ってみたよ」と話を進める。
そうすると、紹介したリンクが“売り込み”ではなく、“自然な流れ”の中に溶け込んでいく。

セールスライティングは「流れ」で考える

うまくいった記事は、たいてい以下のような流れを持っていた。

  1. 共感(不安や悩みの共有)
  2. 信頼(自分の体験や失敗の告白)
  3. 選択(いくつかの選択肢を提示)
  4. 決断(自分がどう選んだか)
  5. 行動(読者がどうすればいいか)

この順番に沿って書くと、「納得して読み進められる」感覚になる。
押されている感じがしないから、読者も冷静に判断できる。

私はこの流れを「誘導」ではなく、「整えておく」と考えている。
自分で選んで動けるように、道を照らしておく感じ。
そうすると、読者は「買わされた」ではなく、「自分で決めた」と思える。

心を動かすのは「情報」じゃなくて「体験」

何かを伝えようとすると、ついスペックや数字を並べてしまう。
でも、実際に読者の心を動かすのは、「使ってどう感じたか」「申し込む前に何を不安に思ったか」だった。

たとえばクレジットカードのセルフバックの話も、
「9,000円の報酬」と書くだけでは響かない。
「ほんとに入るの?って疑ったけど、申込んだ翌週に“成果確定”って出て、思わず画面をスクショした」
そういうリアルな一言の方が、読み手の心には届く。

セールスライティングは、うまく書くことじゃなくて、ちゃんと思い出すことだと思っている。
自分がそのとき何を感じたか、なぜそうしたか。
それをそのまま差し出すと、不思議と伝わる。

「読んでよかった」と思ってもらえたら、それでいい

私はいつも、記事の最後に「申し込むかどうかはあなたが決めていい」という空気を残すようにしている。
その方が読者は安心できるし、自分で選んだと感じられるから。

そしてもし、そのまま申し込んでもらえたら、それはもう十分すぎるほど嬉しいこと。
でも、申し込まれなかったとしても、
「この人の文章、なんか信頼できそうだな」と思ってもらえるなら、
次にまた何かを調べたときに、思い出してもらえるかもしれない。

セールスライティングって、「売るための技術」だと思われがちだけど、
私は「読者との関係を少しずつ育てていくための言葉の組み立て方」だと思っている。