単価の高い案件を見極める目
アフィリエイトの管理画面を見ていると、
「1件12,000円」とか、「報酬18,000円」といった高額案件がずらりと並んでいることがある。
その数字だけを見て、「これを1件だけでも申し込んでもらえたら…!」と思ったことは、正直、何度もあった。
でも現実には、単価が高い案件ほど、簡単には成果が出ない。
単価が高い=申込みのハードルも高い
たとえば:
- 保険の無料相談
- 転職エージェントの登録
- 投資・証券系の口座開設
こういった案件は、確かに報酬が高い。
でも、申し込む側にとっては「知らない会社に個人情報を送る」「面談に出る」「書類を用意する」といったハードルがある。
そうなると、「紹介したくても読者が動かない」ということが起きる。
私も、せっかく丁寧に記事を書いたのに、何日たっても成果が出なかったことがあった。
高単価案件より、「ちょっとやってみようと思える案件」を選ぶ
結局、成果につながったのは、自分自身が「それならやってみよう」と思えた案件だった。
たとえば:
- クレジットカードの発行(キャンペーン中で9,000円)
- サーバー契約(ブログを始める予定だった)
- サプリのお試し(500円で始められる)
報酬単価は高すぎないけれど、「やってみようかな」と思える“動きやすさ”があった。
そして、実際に自分が申し込んだ体験をもとに記事を書けるので、説得力も出た。
単価は“収入の目安”じゃなくて、“提案の重さ”
私は今、「報酬が高い案件」を見たとき、
「この提案は、相手にどれだけの行動を求めているか?」という目で見るようにしている。
それが、
- メールアドレスの登録だけで済むのか
- 資料請求が必要なのか
- 電話や面談があるのか
によって、読者の“動きやすさ”は全然ちがう。
報酬が高いということは、それだけハードルもある
ということを、自分の中で一度整理する。
そのうえで、「自分だったらどうする?」と想像して、
「じゃあどういう順番で記事を書いたら、読者は自然に申し込めるかな」と考えるようにしている。
高単価の案件は、目を引く。
でもそれに飛びつく前に、「その金額にふさわしい提案の仕方ができるかどうか」
それをじっくり考えるのが、今の私のやり方になった。
大きく稼ぐために必要なのは、「高単価の案件を選ぶ目」じゃなく、
“動かしやすい提案”を選ぶ目だ。