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アフィリエイトは怪しい?と言われる理由と本音
アフィリエイトを始めたころ、私は人に言えなかった。
「それって怪しくない?」
「副業って、そういう感じのやつなの?」
そう思われるのが、なんとなく怖かった。
正直、自分の中にもそういうイメージがあった。
“アフィリエイト”という言葉には、なぜかうさんくささが漂っていた。
ネットで「稼げます」「簡単に収入」「スキマ時間で月5万円」
そんな言葉が並んでいるのを見れば見るほど、信じきれなかった。
でも、実際に自分で調べて、やってみて、少しずつわかってきた。
怪しく見えるのは、正しく知られていないからなんだと思う。
怪しいと思われる理由は、大きく3つあると思った
1. 「情報商材」とごっちゃになっている
アフィリエイトと聞いてまず思い浮かべられるのが、
「このノウハウを買えば、あなたも稼げます」みたいな“情報商材”だったりする。
たとえば「月収100万達成の方法」「初月から5万の仕組み」みたいな教材が、何万円もで売られている。
中には本当に役に立つ内容もあるけれど、
正直、値段に見合わないものや、成果の根拠がよくわからないものも多い。
そして、その教材を紹介している人たちが「アフィリエイトで稼いでいる」と言っている。
それを見た人が、「ああ、アフィリエイトってこういうやつか」と思ってしまうのも無理はない。
でも実際のアフィリエイトは、
たとえば「自分が使ってよかった商品をブログで紹介する」
「おすすめのサービスを比較して記事にまとめる」
そういうシンプルで、誰かの役に立つ内容を書くことがほとんど。
なのに、「稼ぐ系の商材」と混ざって見られてしまうから、
真面目にやっていても、“そっちの人たち”と同じにされてしまう。
それが、この世界の“もったいない誤解”だと思っている。
2. 「誰が書いているか」が見えにくい
ブログを読んでいて、「この人、本当に存在するのかな?」と思ったことがある。
成果だけがドンと書かれていて、日常や背景はなにも出てこない。
SNSでも、いきなり「月収100万」と成果報告をしているアカウントがたくさんある。
でも、その人がどういう背景で、どういうやり方でそこにたどり着いたのかがわからない。
アイコンはイラスト、投稿はテンプレ。
何となく機械的で、“中の人の温度”が感じられないことが多かった。
稼いでいること自体は事実かもしれない。
でも、それがどんな過程で、どんな努力で生まれたものなのかが見えないと、
「この人、ほんとにやってるの?」って疑いたくなる気持ちが出てきてしまう。
そうすると、「アフィリエイトで稼いでる=うさんくさい」という印象だけが先に立つ。
たぶんこれも、怪しく見える大きな原因のひとつなんだと思う。
3. 「簡単に稼げるように見せすぎている」
私が最初にアフィリエイトに興味を持ったのは、
Threadsで見かけた投稿だった。
「主婦でも、スマホだけで月5万」
「1日10分の作業で、誰にも知られずに収入がつくれる」
そんな言葉が並んでいて、「え、そんなに簡単に?」と思った。
リンクをたどっていくと、感謝の声、実績のスクショ、「この副業が最後になりました」の文字。
読んでいるうちに、自分の中にあった「今の生活を変えたい」という気持ちが、ぐっと引き出されていくのを感じた。
でも、何度スクロールしても、“どうやって稼いでいるのか”は書いてなかった。
気になって調べてみたら、売られていたのは結局、「アフィリエイトのやり方を教えます」という情報だった。
そのやり方も、自分にはちょっとしっくりこなかった。
あのときの私は、「希望」を見せられて、ふわっと心が浮いたあとに、
「でもなんか違う」と静かに着地した。
今でも思う。
あのページのどこにも、「努力」「継続」「工夫」なんて言葉はなかった。
ただ、“ラクに見えるように”作られていた。
それが、アフィリエイトのイメージを壊している。
私は、「自分の言葉」でしか書かないと決めた
だから私は、ブログでもSNSでも、
自分がやってみたこと、うまくいかなかったこと、迷ったこと――
そういうことをそのまま書いていくようにしている。
誰かに届けようとするときは、売り込むんじゃなくて、「私はこうだったよ」と差し出すだけ。
その距離感のほうが、読んでくれる人にもちゃんと伝わる気がする。
アフィリエイトは、「信頼」が土台にないと、続かない。
だからこそ、“うさんくさくならない書き方”を、自分自身が一番気をつけている。
本当に「怪しい」のは、“何も知らないまま飛びつくこと”だった
アフィリエイトをちゃんと調べて、やってみて、はじめてわかった。
怪しいと言われるのは、「仕組みそのもの」じゃなかった。
本当は、「知らずに信じようとした自分」の不安が、
“これは怪しい”という言葉に姿を変えただけだった。
だから、ちゃんと知る。
ちゃんと選ぶ。
そのうえで、自分のやり方を決める。
それが、私にとっての「アフィリエイトの正しい始め方」だった。