テーマ・デザインに迷ったときの考え方
WordPressを始めてすぐ、私はまず「どのテーマを使えばいいのか」で迷った。
ブログのデザインを決めるテーマは、無料のものだけでも数えきれないほどある。
「おしゃれな感じがいいかな」「プロっぽく見せたい」「スマホで見やすい方がいいかも」
見れば見るほど選べなくなって、インストールもできないまま時間だけが過ぎていった。
今思えば、それは“選び間違いが怖かった”からだった。
一度選んだらもう変えられないんじゃないか、後悔したらどうしよう。
そんな気持ちがずっと頭にあった。
でも、実際にブログを始めてみてわかったのは、
テーマはあとからでも変えられるし、最初は完璧を目指さなくてよかったということだった。
デザインよりも、「使いやすさ」を大事にした
私が最初に選んだのは、無料テーマの「Cocoon(コクーン)」。
理由は、調べたら多くの人が「初心者でも使いやすい」と言っていたから。
実際に使ってみると、たしかに設定画面が日本語でわかりやすく、
記事の書き方もシンプルだった。
他にも、たくさんの無料テーマがあるけれど、
慣れないうちは「使いやすいこと」だけを優先してよかったと思っている。
見た目がプロっぽいテーマを使っても、操作が複雑すぎて記事を書く気が失せてしまったら意味がない。
だから私は、こう決めた。
- 操作画面が日本語で書かれていること
- 情報がネット上に多くあること
- 書いていてストレスがないこと
この3つを満たしていれば、最初はどんなテーマでもよかった。
有料テーマが気になっても、焦らなくて大丈夫
テーマについて調べていると、「有料テーマの方が稼げる」といった情報もたくさん出てくる。
人気のあるテーマはたしかに見た目もきれいで、実績のあるアフィリエイターさんも使っていたりする。
でも私は、「まだ記事が1本もないのにお金をかけるのは違うな」と感じていた。
使い慣れてからでないと、テーマの良さもわからない。
記事を書きながら、「もっとこうしたい」「このレイアウトにしたい」と思ったときに、
初めて「有料でもいいかな」と感じるようになった。
実際に私が有料テーマを検討し始めたのは、
10記事を超えて、ブログの見た目を整えたくなった頃だった。
それまでは、無料のままで十分だった。
自分が「書き続けたい」と思えるデザインがいちばん大事
選んだテーマがどんなに優秀でも、書く気が起きなければ意味がない。
逆に、少し地味でも「この場所、落ち着くな」と思えるデザインなら、自然と手が動いた。
私は途中でテーマを一度変えた。
それまで使っていたものが少し窮屈に感じるようになって、気分転換のつもりだった。
でも不思議なことに、テーマを変えたら、記事の書き方まで変わった。
新しいデザインに合わせて、言葉の置き方や行の区切りが、少しずつ変わっていった。
ブログは、自分の「居場所」でもある。
だから、自分の気持ちがのびのびできるデザインを選ぶのがいちばんだと思う。
どんなテーマを選んでも、それが“最後”じゃない。
あとからいくらでも変えられるし、書きながら「今の自分に合うもの」を見つけていけばいい。
テーマに迷ったあの日の私に伝えたいのは、
「どれを選んでも、書けば書くほど、ちゃんと“自分の場所”になるよ」ということ。